〜前回までのあらすじ〜
さて・・・まずは簡単そうなオープニングのロゴの左上の化けかたの検討からはじめよう。スプライトの番号が何から何に化けてしまったか確認しようというわけである。 調査の結果、Broderbundのロゴは 3つのスプライトから構成されていて問題の左上のデータは 0x8E → 0x9E にデータ化けしたためユウレイの一部になったとわかった。(色が違うのはカラーパレットが違うから) さて、ファミコンの回路は次のように構成されている。今回の解析にとりあえず不要と思われる部分はグレーにしてあります。
簡単に解説するとCPU(水色の箱)から伸びているアドレスバスとデータバスに、SRAM(オレンジの箱:メインメモリ)とファミコンのカセット(のプログラムROM)とPPU(緑の箱:ビデオチップ)が接続されています。 CPUバスとは別にPPUにはVRAMやファミコンのカセット(のキャラクタROM)が接続されています。 つまりスプライトのデータが化けるということは・・・ 0.クロックの発振がおかしい 4.CPUの内部が壊れている のいずれかが原因でこわれた可能性が高いと思われます。4.5.は専用チップのため後回しにします、ファミコンを買わないと直せないので考えたくないし・・・(笑) 0.クロックをオシロスコープで観測する 1.ROMからのデータが化けるには・・・
3つのロゴのうち1つしか化けていないことを考えると このセンが原因で化けるとは考えにくそうです。 2.3.のSRAMへのアクセスを疑ってみる・・ ライトは正常だったようなのでDMA中の波形をみてみると・・・ こんな感じでデータ化けとりました・・・つまり犯人はSRAM(CPU側)だったと・・・こいつを正常品にかえて上げればいいわけです。 早速発注します MB8416A-15-SK
じゃなくて MB8416A-15Lしかないけど・・・
!!なんですと〜でかっ・・・(T−T 上が通販で届いたもの・・・下がファミコンからはずしたSRAMです。 返品するのも面倒だし・・・SRAM犯人説を証明するには交換するしかない・・・・というわけで根性でハンダ付けします・・・といってもピン数が少ないからたいしたことは無いんだけど・・・ で・・・・こんなんできました・・・あとではずせるようにしたとはいえダメダメなハンダ付けである。パスコンもそばにないし・・・。 では、実験開始・・・電源をいれよう・・・完璧(T−T)v ふと裏ブタを見ると隙間がまだあったので、ふたを合わせてみると、やや強引ながらネジもしまり、秋葉原SRAM買出しツアーは当分延期とあいなりました・・・。 みなさんも同様の不具合に悩んでいたらSRAMを交換してみてはいかがかな?
一応修理後の画面・・・・まぁ、いたって普通な光景ですね・・・
PS.昨日ゲームをしていたところなんとスプライトのパターンが一部かけていることが判明・・・・もしかしたら・・・VRAMのSRAMも死にかけているんでしょうか・・・(ーー;)まぁ、支障がない程度なのでとりあえず放置中・・・やっぱりまともな中古をさがそうかなぁ・・・・トホホ 2003.11.9(新規)
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